1967年、三津木五郎は瀬戸内海の刑部島で、人捜しをしている探偵・金田一耕助と出会った。その頃、島とフェリーで繋がる港で、仮死状態の男が発見されるが『島には悪霊がいる。鵺(ぬえ)の鳴く夜は気をつけろ』という言葉を残して絶命する。知り合った警部話で、その死体こそ金田一が探していた男であったことを知る…。金田一耕助シリーズでおなじみの横溝正史の同名小説を映画化。金田一役の鹿賀丈史を始めとする演技派俳優陣が、複雑に絡みあう人間関係を見事に演じきっている。瀬戸内海の島を舞台に起こる呪われた連続殺人事件の謎を金田一が追う本格推理サスペンス。